出産をした女性は育児休暇を1年間は取得することができますが、まだ1歳児の子どもを育てている状況で職場に戻るのは難しいと考える人も多いでしょう。子育てにはまだ時間をかけたいという思いがあって、離職を決断する女性は少なくないと思います。
勤務先によっては、少し長く育児休暇を取得できる場合もあるようですが、一度別の形で休暇を取得できないかを福利厚生の詳細を調べて確認してみると良いかもしれません。職場によっては、キャリアアップに関する福利厚生を駆使することで、子育てに活用できる場合もあるからです。
例えば、看護師の場合は、専門看護師の資格を取得する支援制度が代表的なものでしょう。最短でも2年間の就学期間が必要になることから、その期間の給料などを保証してくれる職場もあります。認定看護師の場合にも半年程度の休暇を与えてくれる場合があるため、これを利用してキャリアアップと子育てを同時並行するという考え方もできそうです。
このような支援制度を活用すると、看護師は病院に勤めているのと違って規則正しく生活できますし、授業以外に勉強が必要な部分については、子育ての合間に行うことができます。保育園に子どもを預けることができれば、さらに生活リズムを整えやすいでしょう。しかも、土日は休みになるので、子どもとの時間を過ごしたり、夫婦水入らずの時間も十分に作れるようになります。キャリアアップも同時に達成できるので、看護師として職場に戻ったときには、育児前よりも活躍できるようになる可能性も秘めています。